海部 富弘: 掲載日: 2017年5月17日 14:07
春風堂鍼灸院の海部です。
更年期と呼ばれる40代後半、50代になると体力の低下、副交感神経が徐々に働きづらくなる時期であり、
健康管理がとても大切な時期と言えます。
今回は20代、30代での若年性更年期障害も増えている、更年期障害に対し心掛けておきたい事についてお話します。
閉経を迎える年齢、およそ45~55歳を「更年期」と呼びます。
更年期を迎えると、女性の卵巣機能は低下し、今まで分泌されていた女性ホルモンが少なくなります。
その為、ホルモンバランスが乱れたり、自律神経が乱れたりします。
その影響で、体を動かすのに必要な栄養や酸素を運んだり、疲労物質を体から追い出したりする力が低下し、体力を回復するのに時間がかかります。
すると、体のバランスを崩し、体調不良となり「更年期障害」と言われる症状がでます。
睡眠時間は足りているのに、疲れがとれなかったり、昼間も眠かったり、体が重く感じられたり、若いころより、頑張りがきかないこともあります。
家事や育児、仕事など日常生活に支障が出る場合には、適切な管理が必要になります。
更年期の症状は「不定愁訴」と呼ばれ、動悸や息切れ、頭痛、めまい、発汗、不眠など様々な症状がでるので、 |
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海部 富弘: 掲載日: 2017年1月31日 20:13
春風堂鍼灸院の海部です。
鍼灸治療はどの様な症状に効くのか分からず、どんな症状の時に利用すればいいのか分からない方が多いのではないでしょうか。
風邪をひいたら内科、胃の調子が悪ければ胃腸科、など病気によって来院する病院は違うと思いますが、
「病気を診る現代医学」に対し、鍼灸治療は「人を診る東洋医学」であり、身体を診る視点が違います。
現代医学は解剖学や生理学などの科学的な見地から身体を診るのに対し、東洋医学は身体全体を一つの有機体として診ます。
身体に問題があれば局所的な問題なのか、身体のバランスの乱れが原因か等と総合的に病因を探ります。
病院の検査では分からない症状や不定愁訴でも、身体全体を整え、自然治癒力を高めることで改善される事が可能なのです。
総合的な視点で病気を観察し、それぞれの身体に合わせたオーダーメイド治療ができるのが東洋医学の大きな特徴と言えます。
東洋医学では自然治癒力や免疫力を高め、自律神経、ホルモンバランスを調整し、身体そのものが持っている機能が正常に働くように導きます。
それでは、なぜ東洋医学が身体の機能を正常に働かせる作用が出来るかといいますと、川の流れや川の水をイメージしてみてください。 |
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